花粉症 ハウスダスト(ダニ)でお悩みのみなさまへ

舌下免疫治療

スギ花粉と通年性鼻炎の治療法のひとつにアレルゲン免疫療法があります。

アレルゲン免疫療法はアレルギーの原因となっているアレルゲンを

少量から投与することで身体をアレルゲンにならし、アレルギー症状

を和らげたり、日常生活に与える影響を改善するなどの効果が期待されます

花粉症
  •  アレルギーの原因であるアレルゲンを1日1回舌の下に服用して体を慣らし体質改善を促す治療法です
  •  治療の対象は 5歳以上で、スギ花粉ダニに対するアレルギーを有する方が対象になります
  •  健康保険が適応できます
  •  8割以上の方が効果を実感しています
  •  治療は3~5年を目安に継続します
  •  主な副作用は口の中の浮腫、かゆみ、不快感、唇の晴れなどまれに重い副作用があります
  •  治療は花粉が飛散してないシーズンに始めます

おとキッズクリニックでは舌下免疫治療を実施しています

詳しくは 舌の下(したのした)で行う鳥居薬品の舌下免疫療法専門サイト

耳鼻咽喉科では主に耳・鼻・のどの症状を診療いたします。
耳鼻咽喉科

”耳”の主な症状

中耳炎

中耳炎とは?

中耳炎


耳は、外耳・中耳・内耳の3つに大きく分類することができます。

そのなかで、鼓膜の奥にある洞窟のような部分を中耳といい、中耳炎はこの中耳に炎症が生じることによっておこる病気です。

一般的に多く見られるのは、「急性中耳炎」「滲出性中耳炎」の2種類です。

中耳炎の主な症状

中耳炎の主な症状

熱が出る・耳が痛い・聞こえづらい・膿が出る

中耳炎の原因は?

中耳炎は風邪が原因であることが多く、鼻やのどに付着したウィルスや細菌が、耳管という細い管を通って中耳に入り、感染することによって発症します。

特に乳幼児の場合、感染に対する抵抗力が弱く、耳管が十分に発達していないため、ウィルスや細菌が侵入しやすく、急性中耳炎が起こりやすくなっています。

一般的な治療

急性中耳炎は、きちんと治療しないと、慢性中耳炎や、滲出性中耳炎を起こし、難聴の原因になることがあります。

症状によって治療にかかる時間が違いますので、完全に治るまでしっかりと治療することが大切です。

薬物療法細菌の増殖を抑えるために、抗菌薬(飲み薬や点耳薬)を投与します。症状が重いときは、点滴投与を必要とすることもあります。
手術療法化膿して中耳に膿がたまったときは、鼓膜を切って膿を出すようにします。鼓膜は切っても自然にふさがりますので心配はいりません。膿が出た後は、清潔にして、完全に治るまで抗菌薬を投与します。

”鼻”の主な症状

花粉症

花粉症とは?

花粉症


花粉症は、風によって受粉する様々な植物の花粉を吸い込むことによって起こるアレルギー性疾患の総称です。

下記のような症状が一般的です。

今まで何ともなかった方で下記のような症状が多く見られる場合は花粉症を疑った方がよいかもしれません。

花粉症の主な症状

  • くしゃみを連発する
  • 鼻水が止まらない
  • ぼーっとする
  • 目が痒い
  • 目が充血する
  • 涙が止まらない

花粉症の原因は?

花粉症は昔からあった病気ではありません。

高度経済成長期に建築材料として杉の木が大量に植樹され、その杉の木が成長して花粉を飛ばし始めたのが原因の一つと言われています。


また、道路の舗装が進み、それまで土に吸収されていた花粉が長時間空気中に漂う事も原因の一つと言われています。

原因植物(アレルゲン※1)としては、国内ではスギ(2月~4月頃)、イネ科のカモガヤ(初夏)、ブタクサ(夏~秋)などがあります。

※1アレルゲンとは?
アレルギーを引き起こす原因となるものを言います。確認されているものだけで200近くあり、花粉、ダニの死骸、ホルムアルデヒドなどの代表的なものだけでなく、寒さなどもアレルゲンなどもあります。

予防対策をする為には、患者様それぞれの原因アレルゲンを見つけておくことが良いでしょう。複数の花粉が原因になっている人も少なくありません。

一般的な治療

アレルギー性鼻炎の治療は、まずアレルゲンを除くことから始めます。花粉症の場合は、空気中にある大量の花粉から逃れることは大変困難です。普段から花粉情報に注目し、花粉の多い日は窓を締め切っておき、外出する際にはマスク・サングラスなどを利用するなど花粉から身を守ることがポイントになります。

薬物療法花粉症の治療として最近では、症状が現れてからではなく、症状が出る前から抗アレルギー薬を服用し、花粉のシーズン中服用し続けることで楽にシーズンを過ごすことができるようになりました。花粉が飛び始める2週間前から服用すると効果的です(スギでは1月の中旬頃)。
減感作療法根本的な治療法としては、アレルゲンを低濃度から少しずつ注射して患者様の抵抗力を強くして、症状を出にくくする減感作療法があります(3年位かかります)。
手術療法鼻づまりが強い患者様にはシーズン前に鼻の粘膜にレーザーを照射することにより症状を軽くすることができる手術療法などもあります。

花粉症でお困りの方、花粉症なんじゃないかなと思われている方、遠慮なく当院まで受診にいらしてください。患者様に合った治療法を行わせていただきます。

鼻炎

鼻炎とは?

花粉症


鼻炎とは、風邪ではないのにくしゃみや鼻水、鼻づまり等の症状を起こす、鼻の疾患のことです。

ウイルスやアレルギーの原因物質(花粉やダニ、埃など)などの異物が体に入ると、これらの物質を排除しようとする働きがあります。その時、ヒスタミンなどの化学伝達物質が遊離します。このヒスタミンによって鼻粘膜の知覚神経が刺激されてくしゃみが出ます。

このように、鼻粘膜が炎症を起こし、くしゃみや鼻水となるのが、「鼻炎」の正体なのです。

鼻炎には、風邪の症状として現れる「急性鼻炎」と、アレルギーによって現れる「アレルギー性鼻炎」があります。

鼻炎の主な症状

  • くしゃみを連発する
  • 鼻水が止まらない
  • 鼻水が止まらない

アレルギー性鼻炎の原因は?

アレルギー性鼻炎症を起こす主な原因は花粉やハウスダスト(家の中のダニやホコリ)、カビやペットの毛などと言われています。

ハウスダストが原因でアレルギーが起こる場合、特に冬は要注意です。

冬は、窓を閉め切って暖房をするので、ダニや埃が常に部屋の中を飛び回っている状態になるため、症状が強く出ることがあります。冬場の空気の乾燥も症状を悪化させる要因となります。

一般的な治療

風邪でもないのに、くしゃみや鼻水が止まらなかったり、明らかに「花粉症では?」と思ったときには、迷わず病院での検査を受け、原因を明らかにしてください。

薬物療法鼻炎の症状に合った治療をするのが基本ですが、鼻炎の治療法として、まずは薬で治すというのが基本となります。ただし、薬と言っても様々ありますので、医師や薬剤師に相談して、適切な薬を選ぶようにしてください。
手術療法アレルギー性鼻炎の治療は、鼻炎薬で治すのが一般的ですが、まれに鼻の粘膜が薬で治らないような変化を起こした場合などの時に、手術で治す方法があります。鼻炎でお困りの方は、遠慮なく当院まで受診にいらしてください。患者様に合った治療法を行わせていただきます。

”のど”の主な症状

扁桃炎

扁桃炎とは?

扁桃腺

扁桃炎はのどの奥の扁桃が細菌に感染することによって起こります。

急性扁桃炎は扁桃が赤く腫れあがり、ひどいときにはものを飲み込むのも辛いくらいの症状になります。

急性扁桃炎では発熱を伴う事も多く、熱やのど痛から全身の倦怠感まで起こるようになります。

こういった急性扁桃炎を繰り返すのを慢性扁桃炎といいます。

扁桃炎の主な症状

  • のどの痛い
  • 熱が出る
  • 耳が痛い
  • から咳

扁桃炎の原因は?

身体の免疫力が低下していると、扁桃炎を起こしやすくなります。
例えば、風邪ウィルスなどに感染し、免疫力が低下した際に以下のような原因で併発しやすくなります。

  1. 空気中に浮遊する細菌やウィルスに負ける
  2. 扁桃腺の常在菌が増殖する

一般的な治療

扁桃炎の治療には、解熱剤、鎮痛剤、抗生物質が処方されます。ウィルス性の扁桃炎の場合は、症状を抑える薬を使い治癒するのを待ちます。また、細菌性の扁桃炎の場合は、抗生物質を服用すると熱は数日で下がります。ただし、熱が下がったからといって服用をやめると再び炎症を起こすこともあります。

手術療法扁桃炎になる頻度が多く、手術を勧められた場合に行います。但し、発熱時、急性増悪時には、手術できません。この為、手術が決まったら特に体調管理に気をつける必要があります。